◆黒煙 - ゆまっこの風

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◆黒煙 下

⚠本当に捏造注意ですぞ⚠※※※※※※※※※※※※※※次の日の朝、総司とセイは早速近藤と八木の主人に決意を伝えに行った。近藤と主人、二人の前で深々と頭を下げ、一緒になりたい、と話すと近藤も主人も、ウンウンと大きく何度も頷き、幸せになりなさい、と肩を叩いてくれた。二人の優しい言葉に総司たちが顔をあげると襖の向こうから何やらザワザワ話し声が聞こえてくる。「みんな、聞いているんだろう?」近藤が声をかけると襖が勢いよく開き...

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◆黒煙 中

泣き止まないセイを抱き抱えたまま総司は壬生の屯所へ帰ってきた。このままセイを何処へ連れていけばいいのか迷ってとりあえずここへ来たのだ。屯所の家主でもある八木の主人と奥方は診療所の出来事を聞くと心からセイに同情してくれ、落ち着くまでここにいたらいい、と快く受け入れてくれた。暫くはセイも心の傷が深く部屋に閉じ籠り泣いてばかりいたが奥方の優しい気遣いや八木家の子どもたちに癒されたのか少しずつ笑顔を見せる...

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◆黒煙 上

⚠いつもに増して捏造注意⚠※※※※※※※※※※※※※※※※※上洛浪士隊に入って京へ来て近藤先生達と皆して堂々と二本差しで歩けるのが嬉しかったあの頃。二条城を見に行った折にふと二条通りを東の端まで歩いてみようと思って鴨川を渡ると大きなお寺の裏門があってそこで、私は貴女に出逢ったんだー。「おセイさん!」最近毎日のように耳にする柔らかいその声にセイは笑顔で振り向く。「沖田先生!またお風邪ですか?」いたずらっぽく笑うセイは...

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