☆つぐない - ゆまっこの風

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「つぐない」あとがき。そしてお返事。

終わりましたぁ辛い展開のお話だったのでサクサクは書けませんでした。途中でもうやめちゃおうかな、と何度も思ったり。でも書きたいと言い出したのは自分なので最後までなんとか...最終話は元々考えていなかったのですが7で終わるのはあまりに辛すぎるので書きました。さて、皆さんは「生まれ変わり」って信じますか?私は信じています。「つぐない」の二人のようにあそこまでハッキリと運命を感じるものはないとは思うけれど、例...

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☆つぐない 8 〈終〉

土方が東京へ帰ってこれたのは終戦後の秋だった。三月に起きた大空襲で東京の駅という駅が焼きつくされてしまい戻るに戻れなくなってしまったのだ。その間、土方は松本の家で世話になっていた。総司は、無事だったのだろうか。いや、例え無事だったとしても結局は戦地にむかう身でありその後も安全は保証できないけれど。しかし、セイはー?自分が東京へ行ってほしい、と頼んだ手前もあり総司のみならずセイの行方も心配で、土方は...

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☆つぐない 7

セイが目を覚ますともう外は真っ暗だった。旅の疲れもあったのだろう。総司の暖かさに安心して眠り込んでしまったらしい。「神谷さん、目が覚めました?」総司はそう言いながらセイの髪を撫でる。セイの隣で小さな灯りをつけて本を読んでいたらしい。「はい。すみません、すっかり眠ってしまって...」「いいんですよ、疲れたでしょう?」総司はセイの肩から落ちた布団を直してやるとその首筋にちゅっと口付けを落とす。「ん...」セ...

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☆つぐない 6

★多少性描写が含まれます。ご自身の判断でお読みください★※※※※※※※※※※※※※※※※※※※総司たちが東京へ戻ってすぐに京都が初めて空襲の標的にされた。歴史的な文化財が点在しており、何よりも御所がある京都は空襲されない、と噂されていた為住民たちは驚きを隠せなかった。セイも東京にいた頃に何度か空襲警報の音を聞いて避難したことはあったが直接爆撃を受けるのは初めてで、自分や松本、近所の人たちにも被害はなかったもののその日...

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☆つぐない 5

総司とセイが家へ帰ると叔父の松本と土方はもう部屋で晩酌を始めていた。「おめえら、どこ行ってたんだ?」松本が土方に酒を注ぎながら二人の方をチラと見る。そして二人のしっかりと繋がれた手元を見てニヤニヤしながら土方の肩をつついた。「お宅の弟さんは見かけによらず手が早そうだな。」ははは、と松本が嬉しそうに笑うと漸く気付いた二人が慌てて手を離す。「て、て、手が早いだなんて、別に何も..!」しどろもどろに言い訳...

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